はじめに
皆様、お疲れ様です。
ポンちゃんです。
いつも手や足が冷えてしまって、寒い思いをしたり寝られないといって悩んでいる人(特に女性の方)が多いかと思います。
手足が寒い~、どうにかならないの~
そのような冷え症による悩みを抱えている人のために、この記事では以下の内容について紹介します。
本記事の内容
- 冷え症について
- 冷え症の原因
- 冷え症の対策
- まとめ
この記事を読むことで、冷え症の原因と対策が分かり、皆様の冷え症が改善していくように手助けしていきたいと思います。
冷え症について
冷え症について説明します。
冷え症とは
冷え症とは、
「暖かい部屋にいても手足が冷たい」
「布団の中でも手足が冷たくて眠れない」
といったように人が寒さを感じない温度なのに手足などが冷たくてつらく感じる症状のことをいいます。
また、冷え症のタイプも4種類あります。
冷え症の種類
- 末端冷えタイプ→手先足先が冷える
- 下半身冷えタイプ→下半身が冷える
- 内蔵冷えタイプ→お腹が冷える
- 全身冷えタイプ→全身が冷える
冷え症になると起こりやすい症状
冷え症になってしまうと、次のような症状が起こりやすいといわれています。
冷え症になると起こりやすい症状
- 肩こり
- 腰痛
- 頭痛
- 肌荒れ
- 手足のむくみ
- 不眠
- イライラ
- 生理不順
冷え症が女性に多いといわれる理由
よく女性の方達が、特に冷え症に悩みを持っているのを耳にします。
では、なぜ男性より女性の方が冷え症になる割合が多いのでしょうか?
そちらを説明していきたいと思います。
①筋肉量の差
女性は男性と比べると筋肉が少なく、脂肪が多いという特徴があります。
筋肉は体を動かすための役割以外にも、体の熱を作りだすという重要な役割も担っているのです。
筋肉が動くとそれに伴い熱が作られて温まるのですが、筋肉量が少ない女性の体は作られる熱も少ないので、温まりにくく冷えやすい体になってしまうのです。
②ホルモンバランスの乱れ
女性には月経や排卵などの周期があり、それに伴ってホルモンバランスは複雑に変化します。
ホルモンバランスが複雑に変化して乱れてしまうと自律神経の乱れにも繋がることがあります。
自律神経は内臓系の活動をコントロールしたり、血液を正常に流したりしているため、その自律神経が乱れてしまうことで、内臓系の不調や血行不良を引き起こしてしまい、冷えを招いてしまいます。
冷え症の原因
冷え症はどんな原因で起こるのかを説明します。
人間の身体は常に一定温度に保つように、環境の変化に応じて体温調整をしています。
例えば、寒い時期などでは、まず皮膚で寒さを感じます。すると、脳に「寒い」と伝わるため、脳は即座に体温調節をするように指令を出します。そこから人間の身体では毛細血管を縮めて皮膚表面への血流を減らし、体内の熱を外に逃がさないようにしたり、筋肉を震わせて熱を作り出したりして、体温調節を行っていくのです。
したがって、この体温調節が上手くいかないと、冷えというものが解消されにくくなってしまいます。
具体的な冷え症の原因とは以下のことが挙げられます。
①神経の働きの低下
人間の身体には皮膚に寒さなどを感じ取る神経があります。
その神経の働きが低下してしまうと、実際は寒いのにも関わらず、寒さを正常に感じ取ってくれなくなり、脳への伝達が上手くいかなくなってしまうため、冷えを招いてしまいます。
これは、一定の温度に保った環境に慣れすぎて温度変化に対して弱い人や、日頃からキツい締め付けの服や靴を身につけている人などは、皮膚にある寒さを感じ取る神経の働きが低下している傾向にあります。
②自律神経の乱れ
自律神経は内臓の活動を正常にコントロールしたり、血液を正常に流したりします。
その自律神経が乱れることで、内臓の活動を乱したり、血行不良を引き起こしてしまうため、体温調節ができなくなってしまいます。
③低血圧、貧血
低血圧の場合は、血液を全身に送り込む力が弱いため温かい血液が身体の先まで行き渡りにくくなってしまい、冷えが起きてしまいます。
貧血の場合も血液量が少ないことから、身体の先まで血液が行き渡る量も少なくなってしまうため、低血圧の場合と同様に冷えが起きてしまいます。
④筋肉量が少ない
筋肉が動くとそれに伴い熱が作られて身体が温まります。
筋肉量が少ない人は作り出される熱量も少なくなるため冷えやすい体になってしまいます。
冷え症の対策
冷え症の対策を説明します。
①長時間同じ体勢にならない
座った状態、又は立っている状態であろうと長い時間同じ体勢でいると、血行不良を招きやすくなります。
定期的に身体を動かすことがおすすめです。
座っている状態なら定期的に立ち上がって歩いたり、立っている状態なら定期的に屈伸運動などを取り入れてみると良いでしょう。
②飲み物は常温以上で
飲み物は常温以上のものを摂るようにしましょう。
温かい飲み物を飲めば内臓が活性化し、体が芯から温まります。
寝起きにコップ1杯の白湯を飲むのもおすすめです。
③過剰な糖質摂取を控える
糖質たっぷりのお菓子やドリンクをたくさん摂っている場合は、なるべく控えるようにしましょう。
冷えの原因の1つとして、血管が縮まり血行が悪くなることで冷えが発生することが挙げられます。
糖質を摂り過ぎると血中の血糖値や中性脂肪が増えると血管は詰まりやすくなるので、血行が悪くなってしまいます。
糖質コントロールをしながら熱を生み出すたんぱく質や質の良い脂質を摂ることがおすすめです。
④運動不足を解消する
通勤や買い物の際にエスカレーターやエレベーターを使っている場合は、なるべく階段を使用して体を動かすようにしましょう。
体の熱を作るのは筋肉なので、運動や筋トレ等をする時間がない人は通勤や買い物の際でも階段を利用するなどして、できるだけ日常でも体を動かすようにしましょう。
⑤しっかりお風呂に浸かる
夏場でも40度前後のお湯に全身しっかり浸かるようにしましょう。
時間は5分程度でもOKです。半身浴は気持ちいいのですが、冷えで悩んでいる人にとっては上半身が冷えてしまう形になるため、あまりおすすめできません。
短時間で体の芯から温めて、全身の血流を促すと良いでしょう。
また、お湯に浸かっている間に、太もも、ふくらはぎ、足先のマッサージをすることで、筋肉がほぐれて血行促進の手助けをしてくれますので、こちらもおすすめです。
まとめ
今回の記事では、冷え症について説明しました。
やはり根本的な解決策としては、冷え改善に効果的な栄養素を取り入れて、適度な運動やマッサージを地道にしていくことが重要と考えられます。
この記事を参考にしていただき、少しでも皆様の手助けになれればと思います。