はじめに
皆様、お疲れ様です。ポンちゃんです。
犬の紹介シリーズということで、今回は「柴犬」について書こうと思います。
柴犬を家族として迎え入れようと検討している方、あるいは柴犬と既に一緒に暮らしている方も一度は下記のように考えたことがあると思います。
柴犬ってどのような犬なのか
柴犬ってどのように飼うのか
この記事では以下の内容について紹介します。
本記事の内容
・柴犬の特徴
・柴犬の性格
・柴犬の飼い方
この記事を読むことで、柴犬に対する知識が深まり、さらには柴犬に対する愛がより深まっていると思います。
柴犬の特徴
柴犬の特徴について紹介します。
柴犬とは
柴犬は日本天然記念物に指定されている、北海道犬、秋田犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬、土佐犬、柴犬の日本犬7種の内の1種であり、その日本犬の中でも最も小柄な犬です。 また、小柄な犬でも体格的にバランスが取れており、三角形の耳、くるんと巻いた尻尾が特徴的です。
柴犬の大きさ
柴犬の大きさを下記に示します。
柴犬(オス)
体高:35cm〜45cm
体重:8kg〜12kg
柴犬(メス)
体高:33cm〜40cm
体重:7kg〜9kg
柴犬の平均寿命
柴犬の平均寿命を下記に示します。
平均寿命:12歳〜15歳
柴犬は中型犬ですので、参考として下記にの年齢換算表を紹介します。
犬の年齢 | 人間に換算 |
---|---|
1ヶ月 | 1歳 |
2ヶ月 | 3歳 |
3ヶ月 | 5歳 |
6ヶ月 | 9歳 |
9ヶ月 | 12歳 |
1年 | 16歳 |
1年6ヶ月 | 19歳 |
2年 | 23歳 |
3年 | 28歳 |
4年 | 33歳 |
5年 | 38歳 |
6年 | 43歳 |
7年 | 48歳 |
8年 | 53歳 |
9年 | 58歳 |
10年 | 63歳 |
11年 | 68歳 |
12年 | 73歳 |
13年 | 78歳 |
14年 | 83歳 |
15年 | 88歳 |
16年 | 93歳 |
17年 | 98歳 |
18年 | 103歳 |
19年 | 108歳 |
20年 | 113歳 |
柴犬の毛色
・赤柴
茶色っぽい毛色の柴犬であり、柴犬全体の8割を占める代表的な毛色です。また、首や尻尾の裏側、そしてお腹は純白の毛で覆われている「裏白」や、手足の先端部分の毛が白くなっている「白足袋」という特徴があります。
・黒柴
黒褐色の柴犬であり、柴犬全体の1割程度しかいない毛色です。体全体は黒褐色の毛で覆われており、体の内側は赤柴同様、白色の毛が覆われているものが多いです。また、目の上に眉毛のような斑点があるのが特徴的で、「まろ」などと呼ばれています。
・白柴
白い毛で全体が覆われている柴犬であり、黒柴よりもさらに希少な毛色です。赤柴や黒柴との色々な交配により低確率で生まれてきます。色々な交配により白柴自体が弱いのではないかと思われがちですが、他の柴犬と同様に丈夫です。
・胡麻柴
赤、黒、白の毛色が混ざった柴犬であり、柴犬の中で最も珍しいとされています。赤(茶色、赤茶色)が多く混ざると「赤胡麻」、黒(黒褐色)が多く混ざると「黒胡麻」と呼ばれています。
柴犬のかかりやすい病気
・アレルギー性皮膚炎
体に入ってきた異物に対して、体の免疫機能が過剰に働いてしまうことで、皮膚に炎症が起こる病気です。主に痒みや湿疹がみられます。
予防対策→シャンプーやブラッシング、スキンケアを行う
・認知症
歳をとるにつれ認知機能が低下してしまう病気です。日本犬に多いとされています。
予防対策→脳を活性化させる(違う散歩コース、ちょっとした頭を使うゲーム)
・緑内障
房水と呼ばれる眼内への栄養補給をする液体の産出と排出のバランスが崩れ、眼圧が上昇します。それにより網膜の神経細胞が機能低下してしまったり、死滅してしまう病気です。
予防対策→定期的に目の状態を確認してあげる
・白内障
水晶体と呼ばれる目の中でレンズの役割を果たしている構造物が、何らかの原因で混濁してしまう病気です。混濁の範囲が広がってくると、視覚に影響が出てきてしまいます。
予防対策→栄養バランスが取れたご飯を与える
・歯周病
歯垢中の細菌が原因となり歯肉が腫れたり、歯を支えている歯の周りの組織が破壊されてしまう病気です。
予防対策→定期的に口腔内ケア(歯磨き、歯磨きガム)をしてあげる
・股関節形成不全
股関節形成不全とは、犬の股関節が発育の段階で形態的な異常を起こし、様々な症状を引き起こす病気です。主に横座りをしたり、腰を振るように歩いたり、走ったりすることを嫌がります。
予防対策→肥満にならないように体重管理をする
・膝蓋骨脱臼
大腿骨の溝にはまっている膝蓋骨という膝の骨が、内側や外側に外れてしまう症状です。
予防対策→肥満にならないように体重管理をする
柴犬の性格
柴犬は昔から猟犬として活躍していたため、賢く勇敢な性格を持っています。身知らぬ人に対しては警戒心も見せますが、飼い主にとても忠実です。また、猟犬気質なため、体を動かすことを好み、反対に体を拘束されることを嫌います。
柴犬の飼い方
柴犬の飼い方について紹介します。
環境
柴犬は環境の変化に敏感な犬です。ちょっとした変化でストレスを感じてしまうこともあります。毎日いつもと同じ時間帯にいつもと同じことをさせてあげるとで、ストレスを限りなく少なくさせてあげることができます。
また、柴犬によっては飼い主とのスキンシップが苦手なタイプもいます。無理に触ったり遊んだりするとストレスの素となってしまうので、適度に褒めたりご褒美をあげるなど、一定の距離感を保ってあげましょう。
運動
柴犬は運動することをとても好みます。毎日の散歩の他にも、定期的に全力疾走させてあげるくらいがちょうどいいです。運動不足になってしまうと、攻撃的になったり、体を舐め続けてしまったり、肥満気味になってしまったりします。
ご飯
柴犬の肥満予防のためにも、高タンパク、低脂肪、低カロリーのご飯を与えるようにしましょう。また、認知症予防のためにも良質な脂肪酸が含まれているご飯もおすすめです。とはいえ、飼い主さん自身でご飯を決めるのが難しい場合は、ペットショップの店員に聞いたり、かかりつけの獣医さんに聞くと良いでしょう。
お手入れ
基本的に柴犬は一定の長さ以上、毛が伸びません。したがってトリミングの必要がない犬種です。飼い主さんによっては清潔に保つためにお尻周りをカットしたりする方もいます。
また、柴犬には「換毛期」というものがあります。換毛期とは犬の古い毛が抜け落ち、新たな毛が生えてくる時期のことです。換毛期は年2回程あり、その季節は春と秋とされております。どちらも約1ヶ月間ほど抜け毛が多い時期が続きます。ちなみに換毛期がある犬種の毛の構造は「ダブルコート」と呼ばれており、紫外線や刺激から皮膚を守る「オーバーコート(上毛)」と体温調整を行う「アンダーコート(下毛)」の2層構造となっています。
日頃のブラッシングはもちろんのことですが、換毛期は特に毛が抜けますのでブラッシングは入念に行うようにしましょう。
しつけ
柴犬は警戒心が強く、野性味が強く残っているということから、しつけが難しいとされていますが、根気強くしつけていくことで覚えさせることができます。しつけの時期は柴犬が幼犬の頃から行うのがベストです。柴犬は集中力は高いが持続力は低いという特徴がありますので、しつけの時間も短期集中で10〜15分を目安に行うようにしましょう。なお、しつけ中に叱るときは低く強い声で叱り、褒める時は多少大袈裟になっても構いませんので、目一杯褒めてあげるようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、柴犬の特徴と性格、飼い方についてご紹介しました。
この記事を参考にしていただき、皆様の柴犬に対する理解を深められる手助けになれればと思います。